平成29年6月14日(水)、東北大学百周年記念会館川内萩ホール会議室にて、「仙台YEG Bright Future ビジネススクール」を開催いたしました。本事業は、事業創造委員会にとって今年度第1弾の事業となります。
委員会メンバーは15時に会場に集合し、事業を成功させるべくリハーサルと会場準備を行いました。
受付開始の17時になると、参加者が続々と集まって参りました。本事業には、仙台YEG会員をはじめ、OBの皆様やYEG会員の社員の方々も含め、70名近くのご参加をいただきました。ご参加の皆様、本当にありがとうございます。
いよいよ事業スタートです。
本事業ではまず、講師としてお迎えした山崎亮さんのご講演をいただきました。山崎さんは、studio-L代表及び東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)であり、これまでコミュニティデザイナーとして、「地域の課題を地域に住む人たちが解決する」ために、各地のまちづくりワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトに参画してきた方です。
ご講演では、山崎さんのこれまでの貴重なご経験から、住民参加型のワークショップを開催してきたお話、「公共性」をもたせることの重要性、地域住民に考えてもらうことでそれぞれが参加意識、当事者意識をもつことの重要性などをお話しいただけました。
休憩を挟み、第2部は参加者を3名ないし4名ずつに分けて、ワークショップを行いました。今回は「ワールドカフェ」という方式で、「ビジネスを生み出すために必要なものは?」というテーマで議論を行いました。
ちなみにワールドカフェとは、「カフェで行うようなオープンで自由な会話を通して、生き生きとした意見の交換を行う」スタイルのワークショップであり、話しやすさや発言の機会の増加、参加者全員の意見が集約できるといったメリットがあるといわれています。
参加者の中でワールドカフェの経験者はほとんどおらず、大多数の参加者にとって初体験となったようです。
まず第1ラウンドの20分間の議論です。各々が自由に発言しながら、気付いたことを手前の模造紙に記入していきます。
次は15分間の第2ラウンドです。各テーブル1名を残し、他のメンバーは別のテーブルへと移動します。新たなメンバーで、それぞれ第1ラウンドで出た意見を持ち寄って、第1ラウンドで出なかった新たな視点に気付き、議論が深まります。
最後は10分間の第3ラウンドです。全員がもとのテーブルに戻り、他のテーブルで出た意見を持ち寄って、さらに議論を深めます。全く新しい視点の議論、アプローチは異なるけれども根底の考え方は同じものなど、様々な意見がどんどん出てきました。
第3ラウンドが終わったところで、山崎さんにファシリテーターをお願いし、ワークショップのまとめに入ります。指名を受けた4テーブルから議論の内容を報告します。各テーブル視点や議論の方向性は異なりましたが、それでも特に、「ニーズ」をキーワードに出しているテーブルが多かったことが印象的でした。
そして山崎さんの総評です。ワークショップでは「ニーズ」に着目するテーブルが多かったわけですが、「ニーズ」と「CAN(自分ができること)」のマッチングのみでは単なる労働になってしまう、そこに「WISH(やりたいこと)」もマッチングさせることで、「新たな企画」が生まれるという言葉が印象的でした。
まだまだ山崎さんのお話を伺いたいところでしたが、時間になってしまいました。福田会長より山崎さんへ記念品の贈呈です。
本事業は大盛況のうちに無事終了することができました。参加者の皆様からもお褒めの声を多数頂戴し、我々委員会としても嬉しい限りです。本日行いましたワールドカフェなど、皆様の会社でもぜひ取り入れていただき、新たなアイディアをどんどん生み出していきましょう。
ご参加の皆様、本当にありがとうございました!
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